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[第1話]“煮弦” 2008/06/30

ヤッホ!(^-^)v

HITOSHI'S ROCKGEN CLUB 六弦倶楽部が立ち上がった!

で、個人サイトならではのスペシャル目玉コーナーとして、“ギター四方山話”がスタートするよ!!

ギター周辺のあらゆる事柄について、気の向くまま“無責任”にアレコレ書いていこうと思う。

間違えた事書くかもしれないけど、真に受けた貴方にも責任はあるのだ!(笑)覚悟して読んでちょうだい。

かなりマニアックな内容になる事もあるだろうが、そこは丁寧に説明するから、ギターとは無縁の人も、どうぞ御覧下され!

さて、第一回目の今日書く事について、色々と考えてみたが…取っ付き易く、皆に『ヘェ〜』とか『ほぅ!』とか言われる内容にしてやろうっていう下心のせいで…どうもパッとしたのが思い浮かばない(笑)

なんで…開き直る事にした!

のっけからマニアックな話題で行くd(-_-;)

俺位の世代のギタリストなら一度は試した事があるであろう“煮弦”の効果について話をしていく。

“煮弦”〜読んで字の如く、“ギター弦を熱湯で煮て使うと良い”という伝説である。

古くは、高価だったベース弦をいかに長く保たせるかという事から、考え出された伝説らしいが、俺がこの事を初めて知ったのは、高校生の頃にギター雑誌で読んだ、エドワード・ヴァン・へイレン大先生のインタビュー記事であった。

1980年代のロック・ギター・シーンといえば、もう“王者”エドワード・ヴァン・へイレン一色であった!

俺も数多いエディー・フリークの一人として、彼の事で知る事の出来る事なら、何でも知ろうとしたし、何でもマネして、少しでも彼に近付きたいと願うギター小僧の一人だった。

で、そんな彼(エディー)が毎晩ギター弦を熱湯で煮て、それを翌日張って使っているなどと言ったもんだから、そりゃもう大変さっ!

彼の言う事は、俺にとって“神のお告げ”だったんだから!

早速鍋に水&弦入れて(こんな感じ→写真)、コンロに持って行って、茹でまくってから使ったもんだ…妙に感心しながらね(笑)
もう毎晩の日課みたいに、それは続いた。

それから数年後、別のインタビューで、また“煮弦”について語るエディーの記事を目にした。

彼によると、そうする事(煮弦)によって弦張り替え後のオクターブ・ピッチが均一化する!という事だ。

う〜ん、ここで説明が必要になるな〜。

オクターブ・ピッチについて話そうか。

簡単に言うと、ギターって楽器はただ弦を張ってペグ(弦巻き)でチューニングしただけだと、正確な音の高さ(ピッチ)がのぞめない。

ブリッジ側にあるオクターブ調整用のネジを回して、ある弦の開放弦(どこも押さえない状態をさす)の音と、その弦の1オクターブ上の同音(12フレット)をそろえる必要がある。

で、これは、同じメーカー&同じ太さの弦を使い続ける限りは、一度調整したら弦を張り替えても、ほぼそろうものなんだが…エディーが言うには、同じ弦でも、製造時期により微妙な誤差が生じるんだと…。

で、“煮弦”によってそれが均一化され、面倒なオクターブ調整の手間が省けるというわけなのさ。

弦を熱する事によって、科学的に弦にどんな変化が起きて、だからこうなる!って感じでは説明されていないが、何やら繊細な話っぽい…。

ん?俺?今も?
ハハ〜、そんなめんどくさい事を、無精者の俺が今だにやっとるわけないだろっ!!

とっくの昔に止めたわ。
その“オクターブ調整楽チン説”を立証すべく、弦張り替えて、チューニング・メーターで確認したけど…煮たところで、そんなに効果があるとは思えんかったんでね(笑)

う〜ん、でもエディーは今夜も“煮弦”しとるかもな〜(笑)

まぁ、こういったギターに関する伝説はまだまだ沢山あるし、どれも“賛否両論&気分の問題”ってところがあるから、敢えて結論は出さない。

各自アレコレ研究&試してみて、自分で良いと思える事を信じてやればええんじゃないかな?

それってとても“音楽的”な姿勢だしね(o^-')b
よし!決まった!
こんなところで一回目のお話しは終わりにしておこう。

またねぇ〜!
(^-^)/~
♪HITOSHI♪

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