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[第13話]伝説のギター・メンテナンス 検証-4『ギター管理-(2)』 2008/11/07

今日はこの質問に答えよう。↓

(2)『弦交換って、どれ位でするべきですか?』

…まぁ、これは好みのサウンドや、使う弦の種類にもよるから、色々と意見が別れ、人それぞれだ。

エドワード・ヴァン・へイレンは、毎晩例の“煮弦”をして毎日換えるそうだ。
ちなみに彼は『フェンダーの弦以外はダメじゃ!』とおっしゃる…。

自分はフェンダーの弦ってサウンドが暗いような気がするから、基本的には使わない。

ベースのアンソニー・ジャクソンって人は、『弦は6時間でダメになる』って持論の持ち主で、一日に少なくとも二回は弦交換をするらしい…こりゃ、メッチャ金かかるぞ!

そうかと思えば、頻繁に換えると、『音が落ち着かない』と、長い間張りっ放しでライブ&レコーディングをこなすプロ・ミュージシャン(これはベース・プレイヤーに多い…まぁ、単に金がもったいないって事かもしれんが…)も沢山いる。

話をギター&ラウンドワウンド弦に限って、自分の意見を言う。

弾く量にもよるけど、自分のように一日中ギター弾いてるような場合、理想的なのは毎日交換という事になる…まぁでもこれは、あくまで理想…結構金かかるし、面倒だしね。

というのも、普通、弦交換の直後にオクターブ調整の確認をするからだ。

弾きこまれて古くなった弦だと、このオクターブ・ピッチが合わなくなり、弾いてて気持ち悪いのだ。
で、この“ズレ”を調整すべくイチイチブリッジのコマをいじってたら、コマがグチャグチャになってしまう。

そういった意味で、オクターブ・ピッチの“ズレ”は弦交換の一つの目安になる。

ついでに言っておこう。
急な場合は仕方ないけど、どれか1本が切れた場合、それが余程偏った使い方をした結果じゃない限り、他の弦も全部換えた方が良い。

後、太さがいっしょだからって違うメーカーの弦をゴチャ混ぜに張るのは良くない。

全体の鳴りのバランスに影響が出てくるのです。

自分の場合、レコーディングでは、使う時間&量にもよるけど、大体一曲ずつ弦交換をする。

学校でレッスン用に使ってるギターは、ちょっと(かなり?笑)無精して週に一回位…d(-_-;)

なるべく弦を長持ちさせるには、弾き終わってから、弦についた汗や汚れをクロスで拭きとる事です!

と…偉そうに書いたが…そういう俺は、いつも弾きっ放しの放ったらかしだ(-_-;)

何でか知らんが、新しく張替えた弦でも、自分が弾くと、30分で使い古された弦のようになってしまうから“無駄な努力”と諦めて…放ったらかし。

昔、知り合いのミュージシャンから『HITOSHIの手からは、弦を酸化させる“汁”が出とる!』と言われた(-_-;)…ヒドい言われようじゃ(笑)…いやいや、手はいつも綺麗に洗っとるぞっ!

まぁ、人それぞれで、金の都合もあるだろうが、なるべくピカピカ状態の弦を使う事をおすすめするよ。

やっぱり、新しい弦張ってジャラ〜ンと鳴らすと、気持ち良いからね。

じゃね〜(^-^)/~
♪HITOSHI♪