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[第30話]ギター周辺の道具のお話-14〜スライド・バー〜最終章〜永久保 2009/07/10
ヤッホ!(^-^)v
さて、長い間オリジナル・スライド・バー作りについて書いてきた。
ちょっとの間更新しなかったけど、その間も色々と道具を揃え、あらゆる瓶&方法を試して、沢山のスライド・バーを作っていたのです。
で、ベストと思える製作手順が決まったから、それを紹介し、スライド・バー作りの総まとめをしようと思う。
あ、でもこれから書く事は、自分が良いと勝手に思っている事だから、参考程度に読んでもらって結構です。
[準備する物]
スライドバー候補瓶、白の油性マジック、物差し、ビニールテープ、ガラス切断専門ノコギリ、タオル、風呂盥、軍手、サンドペーパー。
[瓶選び]
ツヤツヤ&ツルツルしたガラスの瓶が良いと思う。
ツヤ消し(?)のザラザラコーティングされた瓶だとヒーヒーと弦を擦る音が入ってしまうから。
自分の場合、バー本体になる部分が真直ぐで傾斜がない事と、その部分の長さが小指位あるってのが(ちなみに、6.8cm)条件。
色々と作り、実際に弾いて試してみた結果、瓶の口の方も切断した方が良いという結論に達した。
両切りにして、真直ぐな部分が6.8cmという事で、瓶を選ぶ段階でかなり絞りこまれる。
あとは、ガラス自体にある程度の厚さと、重さが欲しい。
これはサウンドに影響がある。
これまで作った中で唯一これらの条件をクリアした瓶は↓
Guter Tropfen Rheinhessen Silvaner Eiswein グーター・トロップヒェン ラインヘッセン シルヴァーナ アイスヴァイン(ドイツ)(写真)
[バー作り]
まずは、瓶の口側の切断部分を物差しで測って決め、油性マジックで印をつける。
次に自分がプレイする際にバーをハメる指の長さに合わせ、瓶の口側切断部分から物差しで測り、バーの先端となる場所に油性マジックで印を付ける。
印を付けた場所に沿い、スライドバーの本体になる側にビニールテープをグルグル巻きにする(二箇所)(写真)。
瓶の下にタオルを敷き、冷水で満した風呂盥を用意する。
軍手(滑り止め付き)をはめる。
グルグル巻きにしたビニールテープに沿い(前に説明したが、ビニールテープを巻くのは、切れ目を一定にする為と、スライドバー本体に傷をつけない為)、それを壁にして刃がズレないように気をつけて、ガラス専用ノコギリで、最後まで切り取る。
焦らず、集中して、丁寧に作業すれば、綺麗に切り取れる。
ガラス専用ノコギリの刃の部分に電着されているダイヤモンドは、熱に弱いから、度々水に刃を浸しながら、作業しましょう。
…前は『そんなやり方、つまらんわい!』などと言って、火を使って焼き切ったり、燃やした後に冷水にひたす“温度差攻撃”をしたけど…色々やってみて思った。
『この方が(ガラス専用ノコギリ使用)失敗も少なく、“安全”だし“綺麗”に仕上がるし、なにより“楽チン”だ』と。
切断したら、切断面をサンドペーパーで整えて、完成!(写真)
v(-_-)
さて、色々とやってみた結果、自分の場合これが一番良いと思える手順です。
最近はもっぱらこの手順で、飽きもせずセッセと製作に励むわたくしです(^-^)v
あ、もし、これ以外の良い方法や、作る上での良い知恵があったら、是非教えて下さ〜い!
長い間ボトルネックについて書いたけど、これで一旦おしまいにします。
また新たに究極のスライド・バーが出来たら、アップするね!
じゃね〜(^-^)/~