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[第33話]レコーディング〜ギター・テクニック-2 2009/11/27

ヤッホ!
前回からレコーディングの際のギターの裏技(?)について書いてる。

今回はダブりについて。

え〜、既に録音済みのギターと同じ内容のギターを別トラックに録る事を“ダブる"と言う。

正式にはダブリング?…まぁ、よう知らんが、HITOSHI&LORAN語では“ダブる"と申すのだ。

どちらかというと、アルペジオなどでよく使われるが、普通のガ〜ン!ってコ−ド弾きでも使ったりする。

何でこんな事するかっつうと、例えばアルペジオの場合。

キチッと弾かれた録音済みの一本とまるっきり同じように弾こうと、細心の注意を払ってやったとしよう。

でもね、リズムを打点で捉え、音の表情などまで突き詰めていくと…なかなかな〜、ピッタリ合うものじゃないのです。

人間ですから!

ただ、誰が聞いても『あちゃ〜、ズレとる、ズレとるやんけっ…』ってのは問題外。

で、細心の注意を払って同じように弾いたつもりの一本と、既に録音済みの一本を同時に出すと、その微妙なズレのお陰で、自然な感じのコ−ラス効果が得られ、音に拡がりが出るというわけだ。

あと、コ−ドをガ〜ンってダブるのは、そこの部分をド〜ンとLRに大きく分けて出し、厚みと拡がりで印象づけたい時が多い。

ダブりをする上で、一番厄介なのは、そこの部分にリット(段々遅くなる)がかかっていたりする場合。

こういうのは難しく考えちゃうと“ハマル"から、元となる一本目を録る時に、必ず自分の呼吸&タイミングで自然に弾いておく事!

そうすれば、ダブる時もある程度は同じように弾けるものだよ。

ふだんから、リズムに“ええ感じ"で乗って、その上で“ええ感じ"に引っ張ったり縮めたり(?)出来るように遊んでおかんとなっ!

じゃね〜!
(^O^)/

♪HITOSHI♪

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