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[第37話]LORANニューアルバム『やまない風』全曲解説〜4 2010/06/02
3.Eternal Love
今回は『やまない風』の三曲目“Eternal Love"について。
この曲はレコーディング後半の怒涛の日々の中で完成された。
実は…。
後半レコーディングを前にして、YASSと俺はこれまでのLORANに無かった手法での曲作りを、一緒に進めていた。
およその構成を決めるところまで持って行ったが、諸般の事情により今回は発表を見合わせる事に…。
これは相当の大曲になる予定でした…うん、いつの日か必ずや完成させるからね!
で、そうなったらなったで、さぁ大変だ。
もう時間がない。
アルバムの構成を再検討して、狙い撃ちでまた曲作り。
もう、『寝る時間なんぞあるか〜!』ってな日々。
そんな中、YASSが貫徹で作業して作った出来立てホヤホヤの“Eternal Love"のデモを聴いて、『よっしゃ〜!ええじゃん!』って。
そこまで作ってた曲の中に何故か速めの“8ビ−ト王道パターン"が無かったのだ。
文句なしである。
仮タイトルは“8ビ−トR&R"(そのまんま…笑)
もう、このテの曲はアレンジどうのこうのより、勢いだ。
ライブっぽく仕上げようという事で、何回かリハでやってほぼ完成。
ギターの録音はライブ感を出す為にツルッと一本。
あ、この曲もガチャガチャ感を出す為にYASSギターが入ってる。
ギターサウンドの基本となったのは、前回紹介した“3DAYS"のアンプセッティング。
ギターはクラプトンモデルのストラト。
“3DAYS"よりも“割れた感じ"にしたかったから、若干GAINを下げて、その分ヴォリュ−ムを上げたように記憶してる。
最後のサビ後のギター。
ここ本当はリフに戻る予定でしたが、『ウォリャ〜!』とヴォ−カルについて行き、ついつい“はみ出て"しまったのだ(笑)
でもこの感じが気に入ったんで、そのまま。
物作りって、ある程度まで計画的に詰めて行って、最後にポ〜ンと放り投げて、『さて、どうなる〜?』って部分あるでしょ?
その時にしか出せない音&感じって貴重だ。
ロックンロールなんだしさっ!
じゃね〜(^-^)/~
♪HITOSHI♪