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[第41話]LORANニューアルバム『やまない風』全曲解説〜8 2010/08/03
7.ピンホ−ルライト
今回はアルバム『やまない風』の7曲目、“ピンホ−ルライト"について。
この曲は後半の怒涛のレコーディング期間に作られ、録音された。
今回のレコーディングでYASSが最後に書いた詩がこの曲。
苦しみと解放の思い出の曲だ。
この“ピンホ−ルライト"。
レコーディングする曲を選ぶ段階では、正直自分的にピンと来ていなかったが、TOMIさんとNAOさんは“イチ押し"くらいの勢いで押しなさってね(笑)。
で、作って行くうちに俺もビンビンと来はじめた曲です。
皆さん、その節はすみませんでした〜。
まぁ、バンドをやっていく上で、その音楽に関して、自分の思う事や感じる事や意見を言えないとダメだしね、メンバーも俺に言ってくれるし。
叩き台となる最初の原形作りは、民主的(?)なやり方じゃ上手く行かないって思うけど、こういう風に言いあえるバンドメンバー間の関係って健全だと思う。
目的は“良いものを創る"のただ一つなんだから。
さて、ギターの話しをしよう。
イントロリフのギター。
このクリーンめのギターはYASS。
イントロリフの途中で入ってくるオ−バ−ドライブのギターは私。
この曲もツインギター作戦でYASSと俺、それぞれ一本ずつギターを録音した。
アンプはどちらも“ザ・ツイン"。
歪んだ音はやはり“3DAYS"のアンプセッティングを元にして作ったもの。
ギターはサンバ−ストのストラト。
YASSはテレキャスタ−。
リズム録りをしながら、聞こえてくる音や景色をたよりに少しずつギターパートを整えていった。
身体はもうボロボロだった。
よく体調崩さなかったものです。
やろうと思えばもっと“イナタイ"感じに仕上げる事も出来たし、イントロリフの流れで違った風景も描けたけど、アルバムを通してのサウンドの指向として、エンジニアの石川くんとも相談しながら、こういう具合にまとめた。
この律儀な感じの仕上がりも面白いでしょ?
気に入ってる。
あ、最後に“ピンホ−ルライト"ってタイトルね。
歌詞もそうだけど、タイトルも最後の最後に決まったんだよ!
それまでの仮タイトルは…ナイショ(笑)
“ピンホ−ルライト"って名付け親はNAOさん。
じゃね〜(^-^)/~
♪HITOSHI♪