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[第45話]LORANニューアルバム『やまない風』全曲解説〜12 2010/10/01
11.愛しきJonny
今回はアルバム『やまない風』の11曲目、“愛しきJonny
"について。
これまた後半の怒涛のレコーディング期間に録った曲。
え〜、こういうロック・ナンバーはね、あれこれ考えるもんじゃないです、はい。
LORANの場合、このテの曲は『せ〜のっ!』でなんとなくリハやって、何回かやってるうちにそれぞれのパートが決まり始め、ドラム&ベースが固まり、いつまでたっても行き当たりばったりなのが俺だけになったくらいで『ええじゃん!これ!』って事になる(笑)
あ、俺のそれって“手を抜いとる"わけじゃないぞっ!
常に試行錯誤しとるわけですよ、はい。
…ギリギリまでね(笑)
v(-_-;)
まぁ、長い付き合いのメンバーだ、お互いそのへんの呼吸は心得てるし、多分(?)そんな俺でもギターだけは信用してくれてると…勝手に思っとります。
さて、歌詞でジョンを使って、テ−マというか“ものを言ってる"ところから、そのへんの“含み"を持たせたフレーズも弾いてる。
これは一々説明するとカッコ悪いからしない。
わかる人だけニヤッとしてちょうだい。
使ったギターは昔からのサンバ−スト・ストラト。
アンプはザ・ツイン。
アンプセッティングの基本となったのは、『3Days』の時のものだけど、『3Days』の時よりゲインを下げて、その分ヴォリュ−ムを上げて、“割れた歪み"を作った。
このテのサウンドにクラプトン・モデルやレスポ−ルを使っちゃうと、ギターのピックアップそのものがパワフルなんで、歪み過ぎたり、太くなり過ぎたりする。
昔ながらのフェンダ−シングルコイルピックアップでガツンとしっかり弾いた時の音がイメージでした。
録音はいつも通り最初から最後までツルッと一本録って、ソロ部やちょっとしたフレーズは後から加えてる。
あ、YASSね、この曲でもギター弾いてるよ!
基本的に二本で成立するようにって…でも…具体的にここをどうして、あそこをこうしてって打ち合わせは…した覚えがない(笑)
お互いがお互いの音聞きながら仕上げて行くから、もういちいち打ち合わせせんでもね、まとまるのさっ!
最後に!
この曲にも浜ちゃんのパワフルなコ−ラスが入っとります。
うん、ええ感じです。
カッコ良いです。
じゃね〜(^-^)/~