SPECIAL

PROFILE PROFILE PROFILE

[第9話]エレクトリック・ギターの歴史 2008/10/03

〜第九話〜エレクトリック・ギターの歴史

ストラトキャスター誕生前夜-7〜最終回『1954年〜永遠の名器 ストラトキャスター発表』

さて、今回がストラト話の最終回になるよ。

数々の新しいアイディアが盛込まれたストラトキャスター。

でも、その外見の仕上げ(塗装)は、どちらかというと地味なモノ(“渋い”とも“レトロな感じ”とも言う)だった。

これは宣伝や販売に携わる人達の意見を、レオが取り入れた結果との事。
要するに“売り易さ”&“見せ易さ”って事だろう。
今は好き勝手で、自分的には『趣味悪〜(>_<)』ってな外見のギターがウジャウジャあるから(笑)少々じゃ驚かないけど、まぁ、当時はそうだったんだろう。

最新技術によるハイテク機能と、オーソドックスな外見(まぁ、今だからこそ“オーソドックス”と言えるんだけど。当時は相当斬新な外見だったハズ)。

これがまた良い!

俺は好きだな〜。

ちなみに、自分が持ってるフェンダー・カスタムショップ製のサンバースト・ストラトキャスター(写真。ボディーに、ミック・テイラーに書いてもらったサインがある、昔から使ってるやつ)は、フェンダー初代のサンバーストの職人さんのハンドメイド作品(^-^)v

今、輸入されているカスタムショップ製サンバーストは、皆その初代の弟子さんの手によるものらしい。

で、話を進める。

多くのミュージシャン&スタッフの協力と、レオの超人的な研究、工夫、努力の末に、1954年、永遠の名器 ストラトキャスターは遂に!
発表されたっ!!\(ToT)/

これはセンセーショナルな出来事だった。

この後、世界中のギター弾きが手にする事になるストラトキャスター。

その、世界を席巻する過程において見逃せないのが、空前絶後のギタリスト、ジミ・ヘンドリクスの活躍だ!

ストラトキャスターの持つあらゆる機能を極限まで駆使したジミのプレイ&サウンドに、世界中の音楽ファンはぶっ飛んだ。

あるギターが人気を得る為の過程では、こういう名手or著名ミュージシャンが使用しているっていう事実は、宣伝効果の点で、とってもポイントが高い。

例えば、レスポールだと生みの親、レスポールやジミー・ペイジ、チェット・アトキンスのグレッチ、ジョン・レノン&ジョージ・ハリソンのリッケンバッカー、キース・リチャーズのテレキャスター、ジェフ・ベックやエリック・クラプトン、リッチー・ブラックモア、イングヴェイ・マルムスティーン、スティーヴィー・レイ・ヴォーンetc(キリがないわい!笑)のストラトキャスター、マイケル・シェンカーのフライングV、アンガス・ヤングのSG…(ほんまにキリがないから、もう止める)などなど。

もちろん、そういう名手or著名ミュージシャン達が手を伸ばしたくなるような性能&魅力をそのギターが持っているって事だが。
(-_-;)…まぁ、金使った取り引きで、『使ってる事にして下さい!m(_ _)m』ってな宣伝ポスターも多いけどね(笑)。

ちなみに、“ストラトキャスター”って名付け親は、フェンダー・エレクトリック・インストゥルメント・カンパニー設立初期から仕事上で関わるようになっていた、ドン・ランドールって人。
後にフェンダー・セールス社のトップとなる人だが…すまん、詳しくは知らん。

さて、そろそろ締めよう。

今回こういうふうに改めてストラトキャスターの歴史を振り返ってみて、ますますストラトが好きになった。

レオ・フェンダーさんって…偉大だ。

単に“ギターを作った”ってだけじゃない。

だって、もしフェンダーのギターやアンプが無かったら、今のミュージック・シーンはどうなっていたと思う?

レオのオリジナルなアイディアは、結果的にすべての音楽産業に革命的な変化をもたらしたのだ!

ストラトキャスターは、一人の天才が生み出した創造物だ。

レオさん、ありがとう。

心して弾くわ!
楽しみながらね!

さて、これで“エレクトリック・ギターの歴史〜ストラトキャスター編”はおわりだよ。

また新しい題材探して、書くわ!

じゃねぇ〜!

(^-^)/~

♪HITOSHI♪
&#65532;

JPG 240x320 40.0kb